「ブログを書いているけど全然読まれない。自分の文章は読みづらいのかな・・・」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
どんなにがんばっても、読まれなければまったく意味がありませんよね。
では、どんなコンテンツが読みやすいのか?『おもしろい』『ためになる』などコンテンツの質はもちろんのこと、『読みやすい』ということが大切になります。
そこで今回は『読みやすいブログの書き方』を10のポイントにまとめて解説します。
ユーザーはブログの文章をほとんど読まない
まず、前提としてブログの文章は読者(ユーザー)に読まれません。
- スマホのスクロールで流し読みをする
- 気になったところだけしか読まない
記事全体を隅から隅まで読んでくれる人はほとんどいません。読みにくい文章であればなおさら読まれないですし、読みにくいブログから離れて他のブログに移動してしまいます。
ユーザーは知りたい情報だけをサクッとピックアップしたいので、ページ内リンクでジャンプ※して読み飛ばしていくことも多いですね。
このような前提を頭にいれて、コンテンツの質だけでなく『読みやすさ』を意識して書くことは大切です。
※ページ内の任意の場所にジャンプすることができるアンカーテキストリンクのこと
読みやすいブログの書き方10のポイント
読みやすいブログの書き方には、10のポイントがあります。
上記のことに気をつければ、誰でも読みやすいブログが書けます。
①結論から書く
1つ目は、『結論から書く』こと。
ブログでは PREP 法という文章構成が有効とされています。
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例
- Point:結論
PREP 法のように結論から書くことで、ユーザーの満足度を高めることができます。
結論がいつまでも出てこないと本題にたどり着く前にユーザーは離脱します。自分に置き換えてみるとわかりますが、いつまでも結論が出なかったらじれったく感じますよね。
PREP 法は記事全体の構成にも大切ですが、各見出し内の文章でも意識するとブログがさらに読みやすくなります
②見出しで内容がわかる
2つ目は、『見出しで内容がわかる』こと。
ユーザーは記事内の文章をほとんど読みませんが、見出しは必ずと言っていいほど読みます。
目次にある見出しを読む
↓
興味があればそのページを開く
↓
内容(文章)を読む
自分が本を読むときは、目次内に書かれている項目(見出し)に目を通しますよね。
でも、見出しを見たときに内容がよくわからなければ、まず興味を持たれることはありません。
以下で例を挙げてみます。
『読みやすいブログの書き方』というタイトルに対して、
×:読みやすいブログの書き方について
◯:読みやすいブログを書く10のポイント
ダメな例は、具体性がなく内容がはっきりしません。一方で良い例は、「書き方のポイントが書いてある」「書き方のポイントは10個あるんだ」とわかりますよね。
見出しは長すぎも良くないですが、キーワードを入れたり、具体性を出したり、まとめるのが大変かつ重要なので気合いを入れて書くようにしましょう。
③1文の文字数を少なくする
3つ目は、『1文の文字数を少なくする』こと。
結論からいうと、
- 1文の文字数は50文字前後
⇒スマホ表示で3行以内 - 1セクションの文字数は200文字程度
⇒文章の連続は3〜4つまで
もう少し掘り下げてみましょう。
1文の文字数は50文字前後
1文の文字数は長くなると内容が把握しづらいため、50文字(スマホの行数2〜3行)に納めると読みやすいです。ちなみに前文は53文字(半角やカッコも1文字と数えて)です。
1文の文字数は50字前後を意識しましょう。
1セクションの文字数は200文字程度
ここで言うセクションとは以下の部分のこと。
セクション内に文字の羅列が詰め込まれると読者は疲れます。
1セクションは長くても4文(200文字程度)、できれば3文に納めると読みやすくなります。
④箇条書きを使う
4つ目は、『箇条書きを使う』こと。
この記事でもすでに何度も箇条書きを使っています。
では、箇条書きを使わない文章と、箇条書きを使った文章を比較してみましょう。
文字を羅列するか、箇条書きにするかで、見た目も文章の伝わりやすさが変わりますよね。
文章が長くなりそうな場合は、積極的に箇条書きを使うようにしましょう。
⑤改行で行間を広げる
5つ目は、『改行で行間を広げる』こと。
ちなみに当ブログでは、ルールを作って文と文の間に空白行を入れています。 「そんなにスペースが空いてたら、逆に読みづらくなるんじゃないの?」と思うかもしれませんね。たしかに PC では少し間引いて見えますが、スマホではちょうどいいボリュームに落ち着きます。
スマホ画面表示される文字数(情報量)が少ないほうが、内容を把握しやすいです。
例えばバトル漫画は『ドーン』『バーン』とか短い擬音と絵でパッと内容を把握しますよね。
情報を伝えようとやたら文字を詰め込むよりは、少し間引いて1画面内の情報量を抑えた方がブログは読みやすくなります。
⑥漢字を連続させない
6つ目は、『漢字を連続させない』こと。
理想としては『ひらがな7割、漢字3割』で、悪い例と良い例を見てみましょう。
悪い例は、かた苦しくて読みづらいですよね。
良い例は、文章が柔らかくなって読みやすくなります。
このように、漢字は連続させないで『3割』程度を意識しましょう。
⑦専門用語は使わない
7つ目は、『専門用語は使わない』こと。
ブログは誰でもアクセスができるので、どんな属性の人が見ているかわかりません。
できれば専門用語は使わず、どうしても使う必要がある場合はフリガナや説明書きを添えるなど工夫をしましょう。あなたにとっては当たり前の言葉でも、ユーザーには聞き慣れない言葉の可能性があります。
⑧同じ口調を続けない
8つ目は、『同じ口調を続けない』こと。
特に、初心者で多いのは『ですます調』ですね。
以下の例を見てみましょう。
【悪い例】
4回連続で『ます』が続いており、読んでいてくどく感じます。
上記の場合、2文目と4文目の口調を変えると良いでしょう。
【良い例】
最初の文章とは印象が変わりますよね。
同じ口調を3回続けるとくどいので、なるべく2回以内にしましょう。
とはいえ、あからさまに口調を変えようとすると自分が混乱して変な文になるから、基本は『ですます調』にしよう。
⑨文字を装飾しすぎない
9つ目は、『文字を装飾しすぎない』こと。
ブログを読んでほしいと思うと、やたら記事を装飾したくなりますが、やりすぎると逆効果になります。
例えば本記事のリード文を過剰に装飾してみるとどうなるか。
文字を装飾しすぎる例
どれが重要で何を言いたいのかがまったくわからなくなり、さらには装飾が多いと目が疲れます。
『マーカーは黄色、色文字は赤だけ』といった自分なりのルールを決めつつ、文字を装飾しすぎない工夫をしましょう。
ちなみにこの記事では赤文字を使っていますが、基本はマーカーもほとんど使っていません。
⑩適度に画像を入れる
最後は、『適度に画像を入れる』こと。
文字ばかり並べられると「このブログは読むの大変だから、他のブログに行こう」と離脱される可能性も。画像を入れることで文字疲れが緩和され、あとの文章へのストレスが減ります。
使用する画像は以下のサイトがおすすめ
- O-DAN(オーダン):無料
- freepik(フリーピック):有料(一部無料)
- CANVA:無料(有料あり)
O-DAN は無料写真素材、 freepick はベクトル画像がそれぞれ豊富。あなたのブログのデザインに合わせて画像をチョイスすると良いでしょう。
CHIYOBLOG では CANVA(有料)を使用しており、アイキャッチ画像などは手作りしていますよ。
読みやすいブログの書き方が上達するコツ
読みやすいブログの書き方が上達するためのコツは2つ
ひたすらブログを書く
読みやすいブログを書くためには、ひたすらブログを書くしかありません。
例えばあなたが野球選手だとして「素振り1日10本しかしてないけど、ホームランバッターになりたい」なんて、どんなに天才でも絶対に不可能だとわかりますよね。
「ブログはそんなに書いてないけど、読みやすい文章が書きたい」と、まったく同じことを言ってるってわかりますか?読みやすいブログを書くためには、質だけでなく量も必要です。
ライティング本を読むとしたら何冊も読む必要はありません。1冊の本をしっかりと読み込みましょう。
うまい人を真似する
うまい人を真似することも大切。
ひたすらブログを書くことも必要ですが、自己流だけではかなり遠回りになります。
- 文章構成
- 1文の長さ
- 句読点の使い方
- 見出しの書き方
- 吹き出しを入れ方
他にもありますが、文章の読みやすい人を3人くらい決めて徹底的に分析してください。
オリジナリティは大切ですが、まずは基本を押さえる必要があるので、うまい人を真似することから始めてみましょう。
読みやすいブログの書き方まとめ
読みやすいブログの書き方について10のポイントを紹介しました。
これまで話したことを最後にもう1度まとめます。
- 結論から書く
- 見出しで内容がわかる
- 1文の文字数を少なくする
- 箇条書きを使う
- 改行で行間を広げる
- 漢字を連続させない
- 専門用語は使わない
- 同じ口調を続けない
- 文字を装飾しすぎない
- 適度に画像を入れる
いきなりすべてを意識して書くことは難しいかもしれませんが、1つ1つは基本的な内容です。
ブログの読みやすさはユーザーにとって重要な要素なので、まずはどれか1つだけでも取り入れて実践・改善してみてください。
UI(ユーザーインターフェイス)を高めるテクニックとしてページ内リンクも有効ですので、ワンランクアップしたい方は『 ページ内ジャンプ(リンク)の設定方法【 html でスクロールを飛ばす】』もチェックしてみてください。
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