検索ランキングに影響を与えると考えられている要素は、推測の上で数えきれないほどあります。
そのうちの1つにページの” エンゲージメント “がありますが、今回『English Google SEO office-hours』で、John Mueller氏が「検索ランキングの要因としてエンゲージメントは使用しない」と明言しました。
エンゲージメントに関する質問と、john氏の回答を紹介します。
エンゲージメントはランキング要素に使用していない
今回、エンゲージメントに関して以下のような質問がありました。
Can a single page with extremely high engagement and traffic have an influence on the domain as a whole?
Do these signals trickle to other pages on the site and play a positive role at that domain level?
エンゲージメントとトラフィックの高いページが、ドメイン全体にプラスの影響を与えるかどうかといった質問です。
このことに対して、John氏は以下のように回答しました。
I don’t think we would use engagement as a factor.
エンゲージメントはランキング要因に使っていないとはっきり言っていますね。
ただし、次のように続けているのは興味深いです。
So if we see that a page is a really good page and we would like to show it in search a lot, maybe it also has various external links going there, then that gives us a lot of additional context about that page.
And we can kind of forward some of that to the rest of the website.
So usually that’s a good thing.
特定のページのエンゲージメントを高めたい場合は、さまざまな外部リンクがあればそのページのコンテキストを得ることができると述べています。そして、内部リンクを通じてサイトの他の部分に転送することができる。
外部リンクに対する考え方はさまざまな説がありますが、John氏のこの発言は外部リンクが有効であるということも示唆していますね。
エンゲージメントを促進するクエリの関連性には注意が必要
特定のページのエンゲージメントが検索ランキングに影響はしないとしつつ、内部リンクすることでサイト全体にシグナルを送ることになるため、エンゲージメントを促進するクエリとサイトの関連性には注意が必要と述べています。
The thing I might watch out for is if it drives engagement for the kind of things that you care about.
そして以下のように続けています。
That’s just something that I’ve sometimes seen, where a page might be very visible for certain queries, but when you look at the queries, you’re like, well, I don’t really want to rank for that.
自分が狙っているクエリとは異なるクエリでエンゲージメントを高めてしまうことは、誰しも経験するところですよね。
もしクエリとサイトの関連性が低いトピックでエンゲージメントを高めても、あまり良いことではありません。
エンゲージメントを促進したいクエリは、自分のサイトに応じて慎重に選ぶようにしましょう！
『English Google SEO office-hours from March 11, 2022』の6:56あたりで確認できます。
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