AMP（アンプ）は、キャッシュ機能を用いてページを高速表示するGoogleの技術の1つ。
AMPは通常ページとは別に考えられるため、もし通常のコンテンツからAMPページを生成すると『通常ページ』と『AMPページ』2つのページを管理する必要があります。
今回『English Google SEO office-hours』で、モバイルページをAMPで構築した場合、Googleにキャッシュ/インデックスされるのか？また、AMPページがエラーで無効となった場合、検索結果にはどのように反映されるかといった質問がありました。
AMPページは無効になってもインデックスされる
今回は以下のような質問がありました。
I have a question about building my mobile site on AMP.
So will it still be cached by Google the same way as a site with an AMP version would be and it would, you know, appear in search results in the Google Cache Viewer.
そして以下のように続けています。
what happens if there is an error that invalidates the page?
Will it just not be shown at all in the search results?
このことについてJohn Mueller氏は以下のように回答しました。
And if a page is purely on AMP from our point of view, it’s essentially a normal HTML page.
さらに以下のように続けています。
It can also be a valid AMP page and if it is a valid AMP page, then we can use the AMP cache and kind of all of the AMP functionality in search as well.
But either way, it’s still an HTML page.
So that would still be indexed normally, even if it’s an invalid AMP page
AMPページはHTMLページなので、無効であってもインデックスされると述べています。
この回答から『無効』なAMPページがインデックスされることに対して、Webサイトにどんな影響があるかまではわかりません。
ただ、エラーを吐き出しているページがインデックスされていることは正常ではないので対処する必要がありますね。
John氏は、キャッシュページについて以下のように続けました。
the cache page should also just work normally, like any other HTML page, I suspect it might be a bit tricky with the AMP page with regards to Javascript and CSS there.
キャッシュページは動作するものの、AMPはJavascriptやCSSが通常のHTMLページより厄介と話しています。
AMPページはJavascriptの使用が厳しく制限されている※ため、通常のHTMLページとは少し異なってきます。おそらくそのような点で厄介と述べているのではないでしょうか。
※<amp-script>のようなカスタムスクリプトでは使用できます
AMPページはダブルチェックする
先に述べたことを踏まえて、質問者は以下のように述べています。
So the caching or serving, it from the cache and search results may not be consistent.
キャッシュや検索結果の整合性がとれない可能性があると話しています。
これについてJohn氏は以下のように回答しました。
Like one way you can do this is to double check what it actually looks like in the cache. Another thing you could check is to disable Javascript and then load the page.
- キャッシュで実際にどう見えるのか再確認する
- Javascriptを無効にしてページを読み込ませる
この2つを試してみることで整合性が取れるのではないかと話しています。
So I double check.
John氏であればダブルチェックするとのこと。
AMPページは通常のHTMLページと同じように解釈されますが、動作が少し異なるため気をつけてチェックする必要がありますね。
AMPは少し前までGoogleのトップニュースに表示される条件であったり、検索結果にAMPマークがついていたこともありますが、そんなことは今は昔。
AMPページが推奨されることは少なく、今ではWebストーリーがプッシュされているという現状ですね。（日本ではWebストーリーもまったく普及気配がありませんが…）
もしAMPページを生成する場合は、今回の内容を踏まえてしっかりと理解したうえで使用するようにしましょう！
『English Google SEO office-hours from February 25,2022』の07:10から確認できます。
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