最近ではEATを意識するWebサイト運営者も増えており、さまざまな観点で議論が繰り返されています。
今回は『SSL証明書』の無料と有料の違いによるSEOへの影響について。
SSL証明書はLet’s Encryptのような無料SSL証明書もあればJPRSのような有料SSL証明書もありますが、「有料SSLの方がSEOに優位なのでは?」といった噂も耳にします。
Webサイト運営者の中でも、「SSL証明書の違いは気になっているけど、実際に検証できていない」という方もいるのではないでしょうか。
2022年2月18日の『Google SEO office-hours』でJohn Mueller氏がSSL証明書の違いによるSEOへの影響について回答していたので、その内容を紹介します。
SSLの種類はSEOに重要ではない
今回の質問内容は以下のとおり
Do you think different types of SSL is also important for SEO?
この質問に対するJohn氏の回答はこちら
Free SSL is perfectly fine.
そして以下のように続けています。
what you want to do with a certificate?
But from our point of view, we just watch out for, is this a valid certificate or not?
And all of these certificates are valid.
無料SSLでも問題なく、GoogleからすればSSL証明書が有効であれば無料か有料かはSEOに重要ではないようです。
むしろSSL証明書で何をしたいか?という方がWebサイトにとって重要ということですね。
無料SSL証明書は各社ホスティングサーバーが提供しているLet’s Encryptが代表的であり、特別な設定は必要ありません。
有料SSL証明書は、各社ホスティングサーバーあるいはドメインレジストラを通して取得するもので、強固なセキュリティやWebサイトの信頼性を証明するサイトシールなどを発行してもらえます。
今回、SSL証明書の種類をSEOで判断する必要がないことが分かったため、運営するWebサイトの特性から無料/有料どちらのSSL証明書にするか検討してみてください。
『English Google SEO office-hours from February 18, 2022』の14:03あたりで内容を確認できます。
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