自分が狙ったキーワードの検索順位チェックできる『GRC』は、ブログをマネタイズ(収益化)したいブロガーに役立つツールの1つ。
ただし『GRC』と『GRCモバイル』のどちらをライセンス購入(有料版)するか間違えると損します。
そこで今回は、『GRC』と『GRCモバイル』の違い、ライセンスプランの選び方と導入手順、かんたんな活用方法まで解説します。
本記事でわかること
- 『GRC』と『GRCモバイル』の違い
- ライセンスプランの選び方と導入手順
- GRCを活用した記事のリライト方法
GRCとGRCモバイルの違いとは
結論から言うと『GRC』を選びましょう。
ただし『GRC』と『GRCモバイル』の違いは検索エンジンの仕組みを知っておく上で重要なことなので、2つの違いを解説します。
【機能の比較表】
項目 | GRC | GRCモバイル |
---|---|---|
検索対象 | PCでの検索順位 | スマホでの検索順位 |
対象検索エンジン | Google、Yahoo、Bing | |
追跡サイト数 | 上位100サイト | 上位30サイト |
検索ヒット件数 | 表示あり | 表示なし |
順位チェック範囲 | 『20位まで』 『30位まで』 『50位まで』 『100位まで』 |
『10位まで』 『20位まで』 『30位まで』 『100位まで』 |
全体的な機能としては『GRC』の方が若干高性能で、GRCの公式ページでも明言されています。
『GRC』と『GRCモバイル』の大きな違いとして『検索対象』と『対象検索エンジン』が異なるため、それぞれもう少し詳しく解説します。
GRCとGRCモバイルの検索対象
GRCの検索対象は『PCでの検索順位』、GRCモバイルの検索対象は『スマホでの検索順位』です。
上記のことについて、GRCの公式ページでは以下のように述べています。
PCからの訪問者を重視するのであればGRCを、スマートフォンからの訪問者を重視するのであればGRCモバイルをご利用いただくのが、基本的な考え方になります。
いずれを重視するか判断する一つの方法として、現在の貴サイトへの検索エンジンからの流入が、PCとスマートフォンのいずれからが多いか、アクセス解析ツールでご確認ください。
Googleアナリティクスの解析で「PCからの流入が多ければ『GRC』、スマホからの流入が多ければ『GRCモバイル』にしましょう」と述べています。
最近ではスマホ検索が主流となってきているため、サイトのアクセス流入元を確認したときに『スマホ90%』なんてことも少なくありません。
モバイルファーストインデックス(Mobile First Index:MFI)とは、モバイルページを基準にして検索順位を決めること
現在Google検索エンジンではモバイルファーストインデックスが導入されています。
とはいえ、普段からキーワード選定や競合調査としてワード検索している方は「PCとモバイルだと少し順位違くない?」と違和感がありますよね。
例えば『最新 ファッション』で検索してみます。
PCの検索画面
モバイルの検索画面
このようにPCとモバイルでは検索順位に若干の違いがあります。
ただし、上記のようなPCとモバイルでの検索順位の相違は、モバイルファーストインデックスが不充分だからです。
Googleは2020年9月を目安に「全サイトをモバイルファーストインデックスの対象にする」としています。
つまり「モバイル向けページの評価に基づいてPC・モバイルどちらも同じ検索結果を表示する」ということ。
これから検索順位チェックツールを導入するのであれば、より機能の高い『GRC』を選択することがおすすめです。
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GRCとGRCモバイルの対象検索エンジン
GRCの対象検索エンジンは『Google、Yahoo、Bing』、GRCモバイルの検索対象は『Googleのみ』です。
GRCの対象検索エンジンは『Googelのみ』ですが、YahooはGoogleの検索エンジンを使用しているため大きな違いは『Bing』です。
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GRCのライセンスプラン(有料版)の選び方
次に、有料版GRCのライセンスプランの選び方についてです。
下記は各ライセンスプランの比較表です。
【ライセンスプラン比較表】
項目 | ベーシック | スタンダード | エキスパート | プロ | アルティメット |
---|---|---|---|---|---|
月額払い | 450円 | 900円 | 1,350円 | 1,800円 | 2,250円 |
年額払い | 4,500円 | 9,000円 | 13,500円 | 18,000円 | 22,500円 |
URL数 | 5 | 50 | 500 | 5000 | 無制限 |
検索語数 | 500 | 5,000 | 50,000 | 500,000 | 無制限 |
※表示はすべて税抜き価格(2020年6月現在)
上記以外にGRCの『無料版』もありますが『検索語数は10個まで』のため、すぐに枠を使い切ってしまい役に立ちません。
>>無料版GRCを始める
これからGRCを導入する初心者であれば次の2プランから選択すればOKです。
- ベーシックプラン
登録可能URL数:5
検索語数(キーワード):500
月額:375円(年払い) - スタンダードプラン
登録可能URL数:50
検索語数(キーワード):5,000
月額:750円(年払い)
※『エキスパート』『プロ』『アルティメット』は企業向け
所有サイトが3つ以下、検索ワードが500未満ならベーシックプランで充分です。
これからブログ運営に力を入れてさらに複数サイトを運営する場合は、スタンダードプランがおすすめです。
有料版GRCの導入手順
ライセンスプランが決まったら有料版GRCを導入していきます。
有料版GRCの導入手順
- 公式ページで『GRC』をインストール
- プランを選択して購入を申し込む
- 『GRC』にライセンス登録
それでは有料版GRCの導入手順を画像を用いて解説していきます。
▼こちらで確認できます▼
MacでGRCを利用する方法
手順①:公式ページで『GRC』をインストール
まずは『GRC』をPCにインストールします。
GRCの公式ーページはこちらから行けます。
1.GRCの『ダウンロード』をクリックする
2.『最新版GRCのダウンロード』をクリックする
3.GRCのインストールを進める
4.GRCの許可に『はい』を選択する
5.インストール完了
デスクトップに『検索順位チェックツールGRC』のアイコンが表示されれば、インストール完了です。
手順②:プランを選択して購入を申し込む
続いて、有料ライセンスプランの購入に進みます。
GRC公式ページへ再度アクセスします。
1.『ライセンス購入』をクリック
2.利用規約を読んで申し込みフォームへ
3.支払方法を選択する
※年払いの場合は『銀行振り込み』のみ
4.ソフトウェアを選択する
- 『GRC』にチェックを入れる
- 『次へ』をクリックする
5.ライセンスプランを選択する
- 『ベーシック・ライセンス』または『スタンダード・ライセンス』をチェックする
- 『次へ』をクリックする
6.個数を選択して『次へ』をクリック
7.お客様情報を入力する
8.最終確認をする
- ソフト名・ライセンスプランに間違いがないか最終確認をする
- 『ライセンス購入を申し込む』をクリックする
9.ライセンス購入の申し込み完了
これでライセンスの購入申請が完了しました。
このあと、以下のようなメールが届きます。
メールに記載されている振込先に入金確認されたらライセンスキーが発行されます。
手順③:『GRC』にライセンス登録
次に、発行されたライセンスキーをGRCに登録します。
1.GRCの『ヘルプ』から『ライセンス登録』をクリック
2.ライセンスを登録する
3.ライセンスキーを入力して完了
- ライセンスキーを入力する
- 『OK』をクリックする
これでGRCのライセンスの登録が完了です。
GRCを活用した記事のリライト方法
最後に、GRCを活用した記事のリライト方法を紹介します。
GRCの基本操作方法についてはGRC公式ページ(基本の使い方)をご覧ください。
GRCはGoogleサーチコンソールと併用する
GRCはGoogleサーチコンソールと併用することがおすすめです。
GRC
⇒実際に記事で利用した『キーワード』での検索順位を確認する
Googleサーチコンソール
⇒ユーザーが検索したキーワード『クエリ』を確認する
例えば、
設定したキーワード
⇒『ブログ 初心者 書き方』
検索されたクエリ
⇒『ブログ 書き方わからない』
『ブログ 初心者 書き方』の検索順位があまりにも低い場合は、ターゲットユーザーに対してキーワード選定が適切ではないかもしれません。
そのような場合はGoogleサーチコンソールの『クエリ』を参考に『ブログ 書き方 わからない』をキーワードに設定してリライトすることも有効です。
GRCにキーワードを登録したら3ヶ月ほど様子を見る
GRCにキーワードを登録、つまり記事を投稿したら3ヶ月ほど様子を見ましょう。
※当ブログの検索順位の一部
上記のように検索順位がアップダウンしますが、記事は3ヶ月ほどかけて検索エンジンから評価されます。
GRCで検索順位の変動をみながら、3ヶ月ほどかけて検索順位が30位以内であればタイトルや記事内容をリライトして再び検索順位を追います。
もしも3ヶ月経って30~50位ほど、あるいはそれ以下の場合は設定したキーワードや記事の質に問題がある可能性があります。
このような場合はキーワード選定のやり直しや記事の大幅なリライト、あるいは低質な記事をnoindexするといった作業を行いましょう。
GRCとGRCモバイルはどっちを選べばいいかまとめ
ここまでGRCとGRCモバイルの違い、ライセンスプランの選び方と導入方法、かんたんな活用方法を解説してきました。
GRCとGRCモバイルの大きな違いは以下のとおり
- 検索対象
GRC:PCの検索順位
GRCモバイル:スマホの検索順位 - 対象検索エンジン
GRC:Google、Yahoo、Bing
GRCモバイル:Google
ただし、検索対象は今後Googleがモバイル向けの評価を検索結果に反映するため、より高機能な『GRC』を選択することがおすすめです。
検索順位チェックツール『GRC』を月々たったの375円で導入することでユーザーニーズを見つけ出しやすくなり、検索上位を狙うことができます。
ぜひ、早いうちに導入してブログのマネタイズ(収益化)を加速させましょう。
\検索順位をチェックしてブログを収益化/